事実と将来を見据えた議論を


投稿者 吉井智己 日時 2001 年 5 月 03 日 10:36:32:

資本主義自由貿易主義による大資本寡占化の弊害に着目し、目先の国益ではなく、将来の国益を考えるならば、、自国で消費する1次2次産品の、せめて3割は国産品で賄おうと考えるのが普通だと考えますが、そういった国際常識が、日本においては非常識な考え方であるとされます。本当はどうなのでしょうか?
また、繊維セーフガードを申請した最大のねらいである、無秩序な輸入をなくすということについての議論が進められず、売先のないままに輸入され・売れ残り・たたき売られ、マーケットを混乱させている、繊維製品の輸入を排除するといった考え方が理解されないままに、日本の繊維メーカーは必要か?といった飛躍した議論に巻き込まれつつあるように思います。
生産者であり、かつ、消費者である我々1次2次産業従事者が、安ければ良いという近視眼的な目でのみ、商品を取捨選択していないことが、次第に明らかになっている訳ですから、世界の地の果てまで進出しての良品安価のモノづくりも良いが、日本の気候風土や日本人の生活習慣や志向をふまえた、良品適価のモノづくりも続けていく必要がある。という、メッセージを発信していただければと願います。
輸入品と国産品の差がわからない方には、その差がわかるものを使ってもらえば良いでしょう。
その上で尚、価格差について言及される方には、あなたと同様の仕事をされてる方の、輸入先での収入と生活費がどれくらいであるのかを、掘り下げて調査し考えていただくのが良いでしょう。
資本主義自由貿易の名の元に価格差に言及する矛盾を感じとっていただくとともに、これらの問題が、決して1次2次産業だけの問題でなく、3次産業のゆくすえも内包した、国全体の存在価値を問われる問題であることに気づいてもらうのが良いでしょう。
資源のない国、高コストの国であるという事実を真剣に見据え、安易に安いもの輸入して良しとする流れに警鐘を鳴らしながら、いかにしてこの国の価値創造の可能性を広げ、かつ、存続させていくのかについて、より深い議論が成され、実践的かつ具体的な方策が練られますよう願ってやみません。


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