構造改善に向けた取り組みは、既に企業努力により行われているところもあるが、業界全体としても、引き続き取り組み努力が必要である。それに加え、目標達成のための最重要事項として以下の取り組みを行う必要がある。過去の反省に立ち、単なる取り組みの羅列ではなく、具体的なアクションプランまで提示し、実行していくことによって、業界が一丸となって取り組みを進めていく。
(1) 脱ギフトの差別化戦略:新商品、新用途開発
消費者ニーズを的確に汲み上げ、消費者の嗜好にあい時代の変化に適応した商品開発を行う。また、高い技術力を活かして、輸入品とは差別化され、かつ環境にやさしい商品など、高品質・高付加価値商品、あるいはこれまでのタオルとは違った新用途の開発を行う。
| [ 1 ] 消費者ニーズの汲み上げ |
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a
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ファクトリーショップ及び産地組合が運営するアンテナショップ(直売店)等におけるアンケート及び顧客カードからの情報収集 |
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b
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ホームページを活用した情報収集 |
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c
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大都市や地元で開催される展示見本市等における情報収集(継続) |
| [ 2 ] 環境にやさしい商品など、高品質、高付加価値の差別化商品開発 |
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a
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環境負荷の少ないオーガニックタオルの開発 |
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b
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肌にやさしい自然志向(澱粉糊使用)タオルの開発と「大阪グリーンタオル生産倶楽部」の認証 |
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c
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夏用タオル、冬用タオルの開発 |
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d
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紡績等との連携による特殊糸(タオル専用糸)・新素材の開発及び商品開発 |
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e
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海外の綿花生産者と契約し栽培した綿(世界最高級綿・オーガニック)によるタオル専用糸並びに商品開発 |
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f
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「嗜好に合った商品」の消費者及び小売店等との共同開発 |
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g
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プレステージ商品(超高品質、超高価格)の開発 |
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h
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自社ブランドの開発 |
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i
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産地ブランドの開発(継続) |
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j
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品質保証マークの制定 |
| [ 3 ] 新分野進出、ニッチ市場商品・新用途開発 |
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a
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アパレル、インテリア、介護、乳幼児用商品等の開発 |
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b
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アパレル・インテリア用織物の開発 |
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c
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異業種との連携による防虫タオル、タオル肌着等の開発 |
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d
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公設試験場、リソースセンター等との連携による提案型商品の開発 |
(2) 分断された流通構造の抜本的改革:新流通体制の確立
情報が分断され複雑で高コストの最大の要因となっている流通構造を抜本的に改革し、無駄な流通コストを省き、消費者情報が吸い上げられ、それが商品企画や生産に生かせる簡略化された流通体制を構築する。
| [ 1 ] 小売り、消費者への直売 |
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a
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直営店開設(SPAの展開) |
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b
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ファクトリーショップの開設、SPAの推進 |
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c
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Webショップ販売 |
| [ 2 ] 既存販売体制の改善 |
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a
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取引条件の改善(売買契約の履行、不当な値引きの排除、手形の短期化など) |
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b
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機能ある問屋との共同開発、物流面等による協力関係の構築 |
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c
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消費者情報の共有 |
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d
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タオル専用WebEDIシステムの開発 |
(3) 積極的なマーケット開拓:産地から全国、海外へ
従来の問屋依存の販売体制を抜本的に改革し、自ら作ったものを自ら売るという実需直結システムを構築して国内外の市場開拓をはかる。特に質の良い国産タオルは海外でも高い評価を受けているので、積極的に海外市場開拓を行い、輸出振興を図る。また、メディアやインターネットを活用して積極的に産地や商品のPRを図る。
| [ 1 ] 国内市場開拓 |
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a
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展示会(ジャパン・クリエーション、ハイムテキスタイルジャパン等)への出展 |
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b
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バイヤーを招聘しての展示商談会の開催(継続) |
| [ 2 ] 海外市場開拓 |
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a
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海外見本市(カルフォルニアギフトフェア、ハイムテキスタイル、パリメゾンオブジェ等)への出展 |
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b
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東南アジアへの日本ブランド戦略 |
| [ 3 ] 産地・商品のPR |
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a
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春、夏のタオルフェア、タオルバザールの開催(継続) |
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b
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自治体が主催する物産展等への参加(継続) |
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c
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小中学生によるタオルデザインコンクールの開催(継続) |
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d
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新聞、雑誌、テレビ等での広報宣伝 |
(4) 企業体力回復:新ネットワーク形成
上記の重点事項を達成するうえで基礎となる企業体力を回復するため、現在の産地、企業の枠組みにこだわらずグループ化、企業統合又は合併を行う。
| [ 1 ] 企業統合、合併 |
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a
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タオルメーカー同士(水平)、タオルメーカーと染色、縫製、プリント、問屋、小売りまで含めた(垂直)統合・合併 |
| [ 2 ] 協業化、グループ化(水平又は垂直連携) |
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a
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タオルメーカー同士(水平)、タオルメーカーと関連業者、紡績等との協業化、グループ化 |
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b
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協業化、グループ化に向けての組合における検討会 |
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c
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地場産業等活性化補助金を使った協業化事業 |
| [ 3 ] 新ネットワークの形成 |
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a
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異業種連携、産地間連携 |
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b
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産地組合間、異業種組合間、リソースセンター間の研究会、検討会、意見交換会等 |
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c
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地場産補助金等の活用 |
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d
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公設試験場等の研究機関の活用 |
なお、企業体力回復ためのこれらの取り組みは、基本的には個別企業であるので、日本タオル工業組合連合会としては啓蒙指導するとともに、その環境作りに努める。
(5) 人材基盤の確立:人材育成
時代の変化に的確に適応し、市場ニーズをいち早く吸収できる感性と創造性豊かな人材、消費者の求める高品質・高付加価値商品の生産を可能とする高度な技術を有する人材、企画から生産までのトータルコーディネイトができる人材等を養成し、21世紀に生き残れる層の厚い人材基盤を確立する。
| [ 1 ] 人材資質の向上 |
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a
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デザイン等のクリエーション、マーケティングなどのセミナー・研修会の開催 |
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b
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IT研修の開催 |
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c
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海外先進地への人材派遣研修 |
| [ 2 ] 人材養成 |
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a
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マイスター制の導入 |
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b
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高等技術専門校等との連携 |
(6) 国・自治体に求めるもの
| [ 1 ] IT、技術革新への援助 |
| [ 2 ] 新商品開発および国内外への展示会出展の助成 |
| [ 3 ] 高コスト構造の是正 |